Indie Games Connect 2022


 2022年6月26日に開催される「Indie Games Connect 2022」は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントによるインディーゲームの展示・即売会だ。
「自らのアイデアを注ぎ込んだ渾身のゲームをより多くの人に楽しんでもらいたい」
そんなアナタを応援します!
「自分の手で作り上げた作品をより多くの人に楽しんでもらいたい」
そう願っているクリエイターの想いに応えるため、
KONAMIでは少しでもたくさんの方々の手に触れていただくための、
クリエイターとユーザー、またはクリエイター同士の交流の場を作りたい考え、
今回のイベントを開催する事にいたしました。
(「Indie Games Connect 2022」公式サイトより引用)
 イベントでは総勢60名のクリエイターたちが、70以上の作品を出展する。 一般参加ならば参加費は無料で、事前の手続きなども必要ない。気軽に参加できるものとなっている。

「インディーゲーム」とは、個人またはグループで自主制作されたゲームです。
(「Indie Games Connect 2022」公式サイトより引用)
 年々勢いを増しているインディーゲームたち。少人数での制作とは思えないほどクオリティの高いものや、アイディアを活かした独自性の強いものなど、メジャータイトルにはない幅の広さが魅力の一つだ。
 ゲーマーならば、メジャータイトルばかりに縛られていてはもったいない。もっと様々なゲームに触れてみるべきだ、と思い立った筆者のような者にはもってこいの、渡りに船のようなイベントである。
 とはいえ70以上もの作品たちとなると、いざ会場に着いてみたら目移りしてしまう可能性も大いに有り得る。ならば事前に気になる作品をピックアップしておこう、というのが本稿の趣旨である。

 ここからは筆者が気になったタイトルを勝手に紹介していこう。
 もちろん出展予定のすべての作品ページに目を通しており、当日は可能な限りすべてのブースを見て回る予定である。

―『アパシー 鳴神学園七不思議』

プラットフォーム:Nintendo Switch
ジャンル:ホラーアドベンチャー
制作:株式会社メビウス


 発売日は2022年8月4日となっており、予約もすでに開始されている。イベント当日は体験プレイができるとのこと。
 『学校であった怖い話』などで有名な、飯島多紀哉氏が原作・脚本のノベルタイプのゲームだ。
 作品説明には「200万文字を越えるテキスト、エンディング(話の結末)総数400以上、登場人物は120名を越える超ボリューム」とある。
 一般的な文庫本一冊の文字数が12万字程度と考えると、200万文字は膨大である。ちょっとしたシリーズもののテキスト量といえる。
 活字中毒の筆者としては、文字数は多ければ多いほど良い。とはいえ、そうでないプレイヤーもいるであろうし、そうした人にとってはゲームという形でプレイができるほうが気楽でいいだろう。
 とにかく、ボリュームについては文句がない。クオリティについても、会場へ行けば体験プレイで確かめることができるので安心だ。

―『Binary.』

プラットフォーム:Windows
ジャンル:サイバネティクス・スタイリッシュ・アクションゲーム
制作:FortyWorks


 「DavilMayCryにインスパイアされた電脳コンボアクションゲーム(作者ツイッターより)」との説明通り、スタイリッシュなコンボが爽快なアクションゲームだ。
 コンボ数に応じて右上にコンボスコア(ランク)が表示されるのが、デビルメイクライを彷彿させる。筆者はデビルメイクライの大ファンなので、こうした作品も大好物だ。
 スタイリッシュランクがSSSに到達したときの気持ちよさと言ったら。ついついプレイ動画もコンボスコアがSSに行くところまで見届けてしまった。
 すでに体験版が配信されており、イベント当日はBinary.の最新版が遊べる予定とのこと。楽しみに待っていよう。

―『RatPark』

プラットフォーム:Android、iOS(スマートフォン)
ジャンル:脳拡張ADV
制作:BrainChain

 ■ストーリー
 2050年、ヒト精神を書き換える脳拡張技術が世間一般に浸透した近未来。
 脳拡張の専門家である主人公が未知の病に冒された少女を救うため、東京の大深度地下に建設された超高度未来都市「RatPark」へ潜入する。地下都市で収集した知識をもとに自らの脳に改造手術を施す主人公。高度な医療技術と引き換えに人間性を喪失していく。
 人智を超えた存在に成り果てるか、あるいは人で在り続けるか――
(『RatPark』作品紹介ページより引用)
 美麗なイラストが目を引くこの作品。
 作品の魅力として「脳拡張による能力カスタマイズ」が挙げられている。脳を拡張手術することで、主人公の感情や思考や精神を自在にカスタマイズできるとのこと。
 拡張のメリットは、スキルを獲得できること。
 怖いような、でもやってみたくなるような。
 ただしデメリットも存在し、ときには脳を損傷したり、人間らしさを喪失してしまうこともあるのだとか。
 上手くバランスを取っていくか、それとも特化型にするのか、そのあたりが楽しみでありゲーマーによって個性が出るところでもある。
 さらにスマートフォンという媒体ならではの仕掛けもあるらしい。ゲーム内に存在するSNSやニュースアプリを使って、情報収集も出来るのだとか。そうなると一気に没入感がアップして、のめり込んでしまいそうである。
 Androidのみ体験版アプリが配信されている。最新版のVer0.3は2022年6月24日に配信される予定(公式ツイッターより)のようだ。こちらも楽しみにしておこう。

―『レーザーカッティングゲーム』

制作:ton


 素早く動く両手と、目まぐるしく上がっていく数字の、どちらを目で追えばいいのか分からなくなってしまうプレイ動画。どちらもすごい。
 素朴な疑問なのだが、なぜ人は真っ直ぐ伸びるレーザー光を見ると手で遮りたくなってしまうのだろう。
 その疑問に答えは出なくとも、好きなだけ遮る機会を与えてくれるのがこのゲームだ。楽しそうで、やってみたくなる。
 恐らくだが、気持ちの良いぐらいどんどん上がっていく数字もプラスの効果が出ているのだろう。やるからにはハイスコアを目指したくなる、人間の心理を上手くついている。

―『ことだま日記』

プラットフォーム:Android、iOS(スマートフォン)
ジャンル:シミュレーション
制作:ske6


 マザー・テレサの言葉として有名なものに「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから」というのがある。思考や言葉が、いずれは自分を構成する習慣や性格、やがては運命になるという教訓の言葉だ。
 このゲームにそこまでの意図が含まれているかは分からないが、与える「コトダマ」によって様々に変化する「ことだまっち」を育てるゲームである。
 与えられるコトダマは、優しいものから攻撃的なものまでさまざま。それによって、ことだまっちの個性も変わるようになっている。どんな風に育つかはプレイヤー次第ということだ。
 とにかく登場するキャラクターたちが可愛いので、見ているだけで癒される。

―『Miniature LAND -Four Seasons-』

プラットフォーム:Android、iOS(スマートフォン)
ジャンル:脱出ゲーム
制作:WarmingApp


 手作りのミニチュアの中から脱出するゲーム。
 むしろ脱出したくない、この世界にいたいと思わせるほど、作り込まれたミニチュアが特長の作品だ。
 謎解きのギミックも丁寧に作られている。ゲームでありながら芸術作品でもあるといっても過言ではない。
 「ミニチュアの中に入ってみたい」という欲望がきっかけ(公式ツイッターより)とのことだが、その気持ちがとてもよく分かる。
 イベント当日は試遊用のゲームと、ミニチュアの現物も展示予定(公式ツイッターより)とのこと。ゲームももちろんだが、ミニチュアの鑑賞ができるのも楽しみだ。

 いずれも独自の発想やアイディアから生まれた個性的なゲームばかりである。ここでは紹介しきれなかったが、他にも魅力的なタイトルがたくさんある。
 当日は感染症予防対策にしっかりと気を配りながら、楽しく参加することとしよう。